音が非常に好きで手許に残したい楽器ですが、楽器が多すぎるのでどなたか使って下さる方がいらっしゃれば有難いです。吹奏楽よりオケ向きです。めったに出ない珍しい楽器と思いますので資料としても貴重と思います。 【メーカー等】 ヒルスブルナー　Ｂ管　ノーラッカー 【特　　　徴】 ①ほぼ中央に位置するピストン、内ネジ式のキャップ、ベル縁の加工等セルマーのバランスドモデルに非常に似た作りです。 ②おそらくこの楽器にしかない特徴と思いますがチューニング管もテーパーになっており、（画像５枚目）マウスパイプからの管の広がりが非常に緩やかになっています。音は本当に独特で表現しにくいのですがｐでは柔らかくｆではよく透りはっきりと存在感がありますが弦とも協和し、言葉足らずですが「沈む夕陽の輝き」のような印象です。 ③各抜差中管は洋白でかなりの肉厚（約１mm）でこちらも他には無い特徴と思います。（画像６，７枚目）息の流れがじゃまされるような印象ですがそのような事はありません。第２抜差管の内径は約11.9mmでLボアです。 ④B管からA管に切り替えられる仕様です（画像８枚目） ⑤マウスパイプは一般的なマウスピースを入れてガタつきは感じませんが差し込みが５mmほど浅くなります。 ⑥多分使われている金属の成分が独特なのか楽器を磨くと独特のにおい（不快なにおいではありませんが和菓子のあんこのようなにおい）があります 【状　　　態】 ①大きなへこみなどはありませんが小さなくぼみがあります。また若干ベルのゆがみがあるようです。 ②ピストンは少し減っているようですがヘットマンのクラシックピストンなどを注油すれば使えます。古い楽器なのでやはり「それなり」の部分はあります。 ③A管に切り替えられる楽器の場合第３抜差管の先（画像９枚目色円内）が抜けるようになっていますがこの部分は固着しています。 ④ピストンのフェルトやコルクは古いままです。 【そ　の　他】試奏ご希望の方はどうぞお申し付けください。